2016年01月31日

人の縁から

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一昨年、財団法人主催の戸建てリフォームのセミナーでは一般的な住宅の場合をお話ましたが、今年はもう少し築年数が経った場合の民家の話をという事で古民家であるべき特徴や条件を専門ではない方にも興味を持っていただくにはどんなことを伝えたら良いかを検討中です。
もしかしたら、貴方の住まいも古民家ですよ!ということがあるかもしれません。
ところで、最近作りましたアルバムはお施主さんや職人さん達にも喜んでいただいています。
思っても見なかったことなのですが、関係者でない方も欲しいという方が結構いらっしゃって連絡がきています。
差し上げることは、プライバシーもありますので難しいのですが、出版社などで取材される場合はお施主さんにもご協力いただけそうです。
棟梁からもご連絡あって喜んでいただけて嬉しいです。10代で宮大工の西岡棟梁率いる現場に入ってからずっとひとり大工で来られた棟梁。『何かあったらいつでも呼んでください!』ということ。昨晩は、巨大な太刀魚と標準サイズの太刀魚が30匹釣れたそうです。お施主さんも、応援してくださるし、何よりも人の縁に恵まれている事がほんとうにありがたいと思う今日この頃です。

※西岡棟梁
1908年(明治41年)9月4日 - 1995年(平成7年)4月11日
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺西里出身。祖父西岡常吉、父西岡楢光はともに法隆寺の宮大工棟梁で飛鳥時代から受け継がれていた寺院建築の技術を後世に伝えるなど「最後の宮大工」と称された。文化財保存技術者、文化功労者、斑鳩町名誉町民。(Wikipediaより)
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2016年01月15日

フォトブック作成

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図面描きの合い間を見ながらのフォトブック作りは少し大変ですが終わりました。1軒、二軒、三軒目になるとさすがに誤字脱字が多くなり、何度も修正かけて頭がクラクラしてきました。職人さん分離発注の現場では週3回くらい現場へ管理に行っていましたので、かなりの写真の量です。
この作業を年ごとに行うことが書かれたお手紙がお世話になっている建築写真家の先輩から届きました。
毎年この時期は、実務が優先して次に確定申告などの準備がありますので。
お尻を叩かれて、やっと重い腰を上げる感じ。
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竣工から現場監理から既存の状態の写真まで。アルバムはお施主さんのぶんも作ります。

一方、実務のほうは現在、基本設計から実施設計に入る為に1/50の縮尺にあげて図面を描いてます。大壁の部分もありますが、基本真壁の考え方なので軸組の架構を検討しながらになるので、実質、実施設計になります。
真壁では1/50の平面図を描いているということは、伏図・軸組図・断面・矩計図なども同時に書いていると考えて頂ければ間違いありません。なのでひとつ間違えると、全てを直さなければならず、手書きよりもCADのほうがこの時は便利です。

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2015年12月30日

可愛い小物たち

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年の瀬となりましたが、久しぶりにお施主さんを訪ねました。お天気も良くて写真日和。IMGP3274.jpg
玄関周りの下見板もだいぶ色が落ち着いて来ました。鉋をかけただけの無塗装です。IMGP3278.jpg
奧さま「主人が見てほしいものがあります。」と仰るので一緒に足回りを見ると、お花柄の網が束と足固めの隙間にはめ込んであります。「猫除けの園芸用品の柵なのですが、落ち葉が縁の下に入るので、これがちょうどよかったんですよ」とお施主さん。
古民家再生を終えて、お引き渡しから3カ月。
色々なところで、小物などを揃えて楽しんでいるご様子で「住みながら色々発見することが多くてお部屋の中も雑貨で飾り付けしたり、小物などで工夫したり、生活が楽しくなりました」というお話を伺って私も嬉しくなりました。
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アヒルの置物はヨーロッパから取り寄せたドアストッパー。薔薇の飾り物は奧さまの手作りです。IMGP3308.jpg
玄関ホールに置かれた家具の背面は珊瑚色の漆喰を塗りましたが、色合いもだいぶ落ち着いてきました。如何でしょう?お持ちのビンテージ家具と馴染んできた感じがしませんか?IMGP3288.jpgIMGP3280.jpg
玄関を入り、ホールを介して左手に食堂・リビング。中央に吹き抜けの階段。右手にワンちゃん部屋。ガラスを介して訪問者をお出迎え。ワンちゃん部屋からのホールの眺めは写真の通りです。IMGP3282.jpg
ワンちゃん部屋は一枚ずつが洗えるタイプのタイルカーペット。カーペットの色合いは薄いアイボリー。犬は赤みのある濃い色合いなどは人間とは色の見え方が違いますのでストレスが溜まります。
ペットのための部屋作りは、その動物の習性などを知ることも必要ですし、換気や色合いには気遣ってあげることが大切です。
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久しぶりに、ぽーちゃんとルンちゃん。解体し始めて当初の設計計画では見えなかった部分の不具合を発見したことから、急遽、お施主さんを交えてどこまで工事を行うかの再検討をし、基礎構造の補強から始まったリフォームは当初より工事期間が長くなってしまいましたので、ワンちゃんたちにも不便をかけました。
少しふっくらしたぽーちゃんを見てホッとしました。
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玄関・ホール周りを見渡すと、玄関の大戸が良い感じで目立っています。
お施主さんが「今でも夜は大戸を閉めています」というのを伺って遺すことに決めました。
既存の構造材や家具は囲炉裏で長年燻されてきましたので、茶色になっています。こちらS邸のお住まいでは新しく新規に入れた材は保護塗装も、塗装もかけずに木肌のまま。既存の材は埃を落とし、水拭きしただけにとどめてあります。それには理由があります。無垢材は経年変化に任せるのが、材にも優しいというのが、国宝などの文化財も手掛けている建具屋さんのお話しです。
ヘタに塗装をかけてしまっては、折角、鉋で水を弾くように仕上げた表面が台無しですし、材も生き続けるということです。万が一、部分的に手を入れることが必要になった際も補修がスムーズです。玄関ホールをぐるりと見渡してみると、いたるところに家具や小物などが置かれて居ることに気が付きます。
それは、暮らしながらご自身達の”住まい”として楽しんでいることなのですが、それが大切です。設計事務所の役割は、お施主さんの暮らしをヒアリングして希望やコストのこと、法律のこと、施工のことなど、色々なことを検討しながら形にするのが役割です。要望を全て聞いていますが、全て聞き入れるということはまずありません。暮らしながら、住まい手自身が楽しく暮らしながら楽しくカスタマイズしていける住まいを作ることが理想です。
要望を全て盛り込んで作り込んでしまうということは「一般解」ではない、いわゆる「特殊解」になり、それは後々、家族構成の変化や、世代交代があった場合に住み心地や使い勝手に影響します。
全てを造付けにするのではなく、このように収納や飾り棚などもこのように持ち家具や小物の配置で楽しんでいただけるのも良いことです。


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8帖の2間続きの和室は食堂とリビングに。2つの和室の中央にあった神棚を奧の広縁沿いの壁に移設しました。お施主さんが掛けられたアンティークな時計との相性もよく、良い雰囲気です。IMGP3410.jpgIMGP3416.jpg
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IMGP3381.jpgIMGP3374.jpgキッチンもお菓子作りの道具やシュガークラフトの台などが棚などに納まりました。
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縁側は木の扉と雨戸の他に、内側に猫間障子を入れたことにより、室内は冷暖房がよく効いて快適とのこと。今回のリフォームでは、床・壁・天井には隙間なく、断熱材を敷き込みましたが、外部に面する部分の殆どが建具の場合の住まいでは障子の役割は大きいです。
開口部が大きく、建具が家の構成の大部分を占めていた時代に障子には夏は暑さを遮り、冬は寒さを凌げるということを昔の人は知っていたのでしょうね。
壁の塗り替え、床の間の補修をした仏間は既存の面影が多く、残っています。IMGP3406.jpg
収納扉についているツマミは職人さんの手作り。手づくりのものは、柔らかい雰囲気があるので、見た目にもすぐにわかりますね!
ワタシ流 暮らし方「可愛い小物」でお伺いしたご様子を書いています。

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