2012年08月18日

古民家模擬鑑定

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吉田家住宅は、風通しが気持ち良い山間の風向きを考慮した配置になって​います。築300年以上は経っており、文化財にする為に​一度ばらして組み立てています。この時代の建物には珍し​い2階があり、表向きはカイコ部屋として作られたものというお話しがこちらのご亭主である奥様からありました。
天井高を抑えてありますが、それがかえって居心地の良い空間になっています。

住まいの計画の際、居室により私も高を調整することがありますが、そういった効果を期待しています。照明の高さも同様です。そこに住む方の暮らし方によっても違いがありますのでそういった配慮は大切です。

数百年も経つ家では塗装などもされているので木目から樹種を判断するのはむずかしいのですが、見た限りでは、栗材、松材、けやきなど。地元の材が使わ​れているようでした。

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こちらではコンサートなどのイベントも時々行っていらっしゃるようです。若旦那さんが挽いてくださった珈琲。皆さん美味しそうにいただいていました。通常はうどん屋さんをされています。
写真に見える畳の間は、畳の敷き方で高い階級の方を招いていたことがうかがわれます。このような保存状態を保つにはやはり日頃のお手入れ、また一昨日のラジオでもお話させていただきましたようにどんな住まいでも、時々メンテナンスが必要です。昨日も囲炉裏に火をおこし燻していました。茅葺屋根のお宅ですので、防腐・防虫効果を得ることができます。

吉田家住宅は国の文化財になって居ますので、床下や天井梁を拝見しましたが、それなりの適切な処置はされています。

いずれにしても、風が通り抜ける気持ちの良いお住まいでした。
敷地条件から暮らしやすさを考えて計画することは昔も今も変わらないということを再度、認識しました。
posted by kirara at 23:30| Comment(0) | 活動
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