2016年04月14日

サクラソウ

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私の部屋からは、毎年この季節になるとジュウニヒトエとサクラソウが窓越しに見ることができます。
お庭の土に合うようでびっしりと群生しています。
サクラソウは30年以上前に母が知り合いから頂いてきたそうで田島ヶ原サクラソウです。
サクラソウ【桜草】は埼玉県の県花であるということをご存知の方もいらっしゃると思います。
江戸時代には荒川河川敷に普通に見られた花ということですが、現在では絶滅し、天然記念物として保護され『さくら草公園』として田島ヶ原のみ自生しています。
我が家の小さな庭の中で放っておいても増え続けるくらいですので、農家さんや旧家で古民家に住み続けていらっしゃるお宅に伺うと、時々、たくさん自生しているのを見かけたりします。
本来は野に生える草花なので生命力は強いはずです。

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我が家では、他にも窓越しに色んな草花や庭木を観察することができます。「和室の前に植えてあるシロヤマブキがが昨日から咲いたのよ」と母。
室内で育てている蘭も見頃。

和室は、父の設計では茶室として使えるように水屋がついていますが炉は切られていませんでした。
居間に隣接していますので、その時の家族の暮らしに合わせた用途として便利に使われてきました。
炉を切りたいと頼まれて図面は描いてあるものの、まだまだ先になりそう。
聚楽の補修も必要です。
父が亡くなってからあちこち補修する必要が出てきた我が家。

建具は大阪猫間といわれる猫間バネで上げ下げ出来る猫間障子。(横引きのものは関東猫間。手間がかかるため、普及せずにご存知の方も少ないそうです)
襖は、何層にも和紙を重ねて色や模様を浮き立たせる技術を持った職人さんが手作りした江戸からかみ。
建具ひとつ変えることで部屋の雰囲気が全く変わりますね。

文化財を数多く手がけてきた職人さんに建具の事をお聞きしたり教わったりするのですが、これも専門性があって全部を網羅するには難しいです。
建具や家具のデザインはスケッチをおこして一度この時点で職人さんに相談します。ある程度の見当がついたら、建具・家具図という図面を描いてそれを元に制作して頂いています。
職人さんの話では、どんなことをしたいのか、どんなイメージでいるのか。
その設計者の頭の中が見えた時に良いものが作れるとのこと。

建具ひとつの印象がその空間に与える影響は大きく、外との繋がりや庭の眺めも大きく変わります。
先ずは、クライアントさんとイメージ共有することが大切ですが、実現する為には職人さんとの意思疎通をしっかり取ることが大切です。

さくら草公園では今週半ば頃までサクラソウ祭りを開催しているようですので、ご興味のある方は是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。
posted by kirara at 15:15| Comment(0) | 手づくりのモノ
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